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サーバー・インフラ 入門 Linux コマンド ターミナル

Linuxの基本コマンドを覚えよう

更新日:2026-08-02

DockerやPHPの操作では、Ubuntuのターミナルからコマンドを実行します。今回は練習用ディレクトリを作り、現在位置の確認、移動、作成、コピー、名前変更を行います。

コマンドを暗記することより、実行前に「現在位置」と「対象」を確認する習慣が重要です。

このシリーズでは、練習用のファイルを~/sandboxの中に作ります。sandboxには「砂場」という意味があり、ITの分野では、本番のファイルに影響を与えずに機能や操作を試すための場所を表します。ここでは「お試し・練習用の場所」と考えてください。

今回作成するファイル構成

sandbox/
└── linux-practice/
    ├── index.html
    └── backup/
        └── index.html

現在位置と内容を確認する

pwdで現在位置を確認する

pwd

pwdは現在の作業ディレクトリを絶対パスで表示します。

たとえば/home/webstudentのように表示されます。実際には設定したユーザー名が入ります。

/home/webstudentは例です。実際には設定したユーザー名が表示されます。

lsで内容を確認する

ls

詳しい情報と隠しファイルを確認するときはオプションを付けます。

ls -la

コマンドの後ろに付ける-l-aをオプションと呼びます。

ディレクトリを作成して移動する

mkdirで作成する

mkdir sandbox
mkdir sandbox/linux-practice

親ディレクトリもまとめて作る場合は-pを使います。

mkdir -p sandbox/linux-practice/backup

cdで移動する

cd sandbox/linux-practice
pwd

一つ上へ戻るときは..を指定します。

cd ..

ホームディレクトリへ戻るには、引数なしで実行できます。

cd

絶対パスと相対パスを理解する

絶対パスは/から始まり、場所を最初からすべて指定します。

/home/webstudent/sandbox/linux-practiceのように、移動後の絶対パスが表示されます。

相対パスは、現在位置を基準に指定します。

相対パスには、sandbox/linux-practice./backup../other-projectのような書き方があります。

  • .:現在のディレクトリ
  • ..:一つ上のディレクトリ

同じ相対パスでも、現在位置が違えば別の場所を指します。操作前にpwdを確認してください。

ファイルを作成・コピー・移動する

touchで空ファイルを作る

cd ~/sandbox/linux-practice
touch index.html
ls -la

~は現在のユーザーのホームディレクトリを表します。

cpでコピーする

cp index.html backup/index.html

コピー元、コピー先の順に指定します。

mvで移動または名前変更する

mv index.html home.html
mv home.html index.html

mvはファイルの移動と名前変更の両方に使います。コピーとは異なり、元の場所からファイルがなくなります。

catで内容を表示する

cat index.html

設定ファイルなどの短い内容を確認するときに使えます。編集にはVS Codeを使用します。

削除は対象を確認してから行う

ファイルの削除にはrmを使います。

rm backup/index.html

空のディレクトリはrmdirで削除できます。

rmdir backup

Linuxのrmは通常、ごみ箱を経由しません。特にrm -rはディレクトリ以下を再帰的に削除するため、学習の初期段階では安易に使用しないでください。

削除前に次を確認します。

pwd
ls -la backup

コマンドの説明を調べる

man ls

manはマニュアルを表示します。qで終了します。

短いヘルプは、コマンドによって次の形式で確認できます。

ls --help

所有者と権限の概要

ls -lの先頭には権限が表示されます。

たとえば-rw-r--r-- 1 webstudent webstudent 0 Aug 2 10:00 index.htmlのように表示されます。

  • r:読み取り
  • w:書き込み
  • x:実行

ファイルが編集できないからといって、すぐに広い書き込み権限を与えてはいけません。まず所有者、現在のユーザー、Dockerの実行ユーザーを確認します。

コマンド実行を確認する

次の順で、意図した構成になっているか確認します。

cd ~/sandbox/linux-practice
pwd
ls -la
find . -maxdepth 2 -type f

findの結果に./index.htmlが表示されれば、練習用ファイルを確認できます。

まとめ

  • pwdで現在位置、lsで内容を確認する
  • cdで移動し、mkdirでディレクトリを作る
  • cpはコピー、mvは移動または名前変更に使う
  • 絶対パスと相対パスは基準となる位置が異なる
  • 削除操作の前には現在位置と対象を確認する
  • 権限エラーでは、広い権限を与える前に所有者と実行ユーザーを確認する

次の記事では、VS CodeからWSL上のプロジェクトを開きます。